「今は距離だけが思いやりの表現なのです」

 

What a moving address❗️

コロナウイルス対策についてのメルケル独首相の演説が素晴らしすぎたので、シェアします。

長文なので、iPhone音声朗読機能に初めて任せてみたのですが、聴いていて、彼女の言葉に心打たれ、何度も涙が出そうになる箇所がありました。

医療従事者やスーパーのレジスタッフに対してなど国民一人ひとりを思いやる言葉も多く、感動しました。

「移動を制限すること」に対してのコメントも、旧東ドイツ出身の彼女だからこそ、説得力も尚更です。

 

 

鎌倉では、先週末から観光客が戻りつつあるようで、この3連休も多くの人を見かけました。

以下4つ目と5つ目の●に抜粋しましたが、「うつらない」から大丈夫、ではなく、周りに「うつさない」も意識して引き続き生活していきたいと思います。

 

🎤メルケル首相の演説は、こちらに日本語訳全文があります。ぜひ全文をお読みいただきたいですが、一部、心打たれた箇所を抜粋します。

 

●「開かれた民主主義に必要なことは、私たちが政治的決断を透明にし、説明すること、私たちの行動の根拠をできる限り示して、それを伝達することで、理解を得られるようにすることです。」

 

●「私は、この機会にまず、医師としてまたは介護サービスやその他の機能でわが国の病院を始めとする医療施設で働いている方すべてに言葉を贈りたいと思います。あなた方は私たちのためにこの戦いの最前線に立っています。あなた方は最初に病人を、そして、感染の経過が場合によってどれだけ重篤なものかを目の当たりにしています。そして毎日改めて仕事に向かい、人のために尽くしています。あなた方の仕事は偉大です。そのことに私は心から感謝します。」

 

●「私は保証します。旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとっては、このような制限は絶対的に必要な場合のみ正当化されるものです。そうしたことは民主主義社会において決して軽々しく、一時的であっても決められるべきではありません。しかし、それは今、命を救うために不可欠なのです。」

 

● 「今日私にとって最も緊急性の高いものについて申し上げます。私たちがウイルスの速すぎる拡散を阻止する効果的な手段を投入しなければ、あらゆる国の施策が無駄になってしまうでしょう。

その手段とは私たち自身です。私たちの誰もが同じようにウイルスにかかる可能性があるように、今誰もが皆協力する必要があります。まず第一の協力は、今日何が重要なのかについて真剣に考えることです。パニックに陥らず、しかし、自分にはあまり関係がないなどと一瞬たりとも考えないことです。不要な人など誰もいません。私たち全員の力が必要なのです。」

 

●「一人一人の行動が大切なのです。私たちは、ウイルスの拡散をただ受け入れるしかない運命であるわけではありません。私たちには対抗策があります。つまり、思いやりからお互いに距離を取ることです。

ウィルス学者の助言は明確です。握手はもうしない、頻繁によく手を洗う、最低でも1.5メートル人との距離を取る、特にお年寄りは感染の危険性が高いのでほとんど接触しないのがベスト、ということです。

こうした要求がどれだけ難しいことか私は承知しています。緊急事態の時こそお互いに近くにいたいと思うものです。私たちは好意を身体的な近さやスキンシップとして理解しています。けれども、残念ながら現在はその逆が正しいのです。これはみんなが本当に理解しなければなりません。今は、距離だけが思いやりの表現なのです。」

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