総合病院で医療従事者向けメディカルアロマ勉強会を開催しました

神奈川県内の某総合病院から「アロマのアドバイザーになってほしい、精油の納品をお願いしたい」とご依頼をいただき、看護師15名様を対象に、院内にてアロマテラピーに関する勉強会を開催してきました。

タイトルは、
「心と体に作用する植物療法」
〜 臨床現場で活かすメディカルアロマテラピー 〜

今回、病院からアロマテラピー導入のご相談をいただいた背景には、
⚫︎白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍の患者さんの治療が診断とほぼ同時に始まること、
また、
⚫︎強い薬物療法による嘔気・倦怠感・不眠といった身体的負担に加え、告知直後の大きな精神的ショックを抱えたまま、無菌室での長期入院を余儀なくされる方も少なくないという現状

がありました。


そうした患者さんに、アロマで何かできないかーーー
現場の看護師さん方のご尽力で、「がん病棟でのアロマテラピーを活用した緩和ケアの導入」の稟議が院内で通り、当校にお声掛けおいただいた、という経緯です。

勉強会では、がん病棟での導入を前に、実際にブレンドをして活用する看護師さんを対象に、

・香りが脳や自律神経に与える影響
・導入が決まった精油6種の特性と活用方法
・臨床現場で使用する際の注意点

を中心にお話し、あわせて精油の納品も行いました。

アロマテラピーは、「心地よい香り」という印象で語られることが多い一方、医療現場で活用するためには、作用機序や安全性への理解が不可欠だと考えています。
限られた時間ではありましたが、現場で実際に関わる看護師の皆さまに向けて、導入前に共有しておきたい基礎的な視点をお伝えすることができました。勉強会後は興味のある看護師さんが集まってきてくださったのが印象的でした。

なお、勉強会終了後には、
当校の卒業生であり、医療従事者でもある2名が、
ボランティアとして、今回の院内導入のための資料作成に協力してくださいました✨👏

◆患者様用のアロマブレンド8種
◆看護師様用のブレンド作成手順

安全性や使いやすさを最優先に、看護師の皆さまが無理なく活用できるよう丁寧にまとめてくださり、私が最終チェックを行った上で、病院へ納品しています。

当校で学んだメディカルアロマテラピーを「学び」で終わらせず、医療の現場で“使える形”に落とし込むこと。
それを一緒に考え、支えてくれる卒業生がいらっしゃることを、とても心強く、ありがたく感じています。
お手伝いくださったお二方、本当にありがとうございました☺️

今回の病院での取り組みが、患者様の心の安定や安心感につながり、入院生活が少しでも穏やかになる一助となることを願っています。

※納品した6本の精油のご説明は、インスタグラムのリール動画で配信してます。

https://www.instagram.com/asante_masante

Asante Ma santé
曜子

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