介護アロマ・見える変化と見えない変化

10月手ごね石鹸、11月化粧水。7月から始めた介護施設での講師活動。気付けば私の講座に参加してくださった方々は、延べ118名。



数字より大事なこと、それは目に見えない変化があること。私の一歩は小さいけれど、参加者の方々が、自分で選んだ香りで気分が良くなったり、1日がちょっとだけ明るくなったりすることを、ただただ願う。

一そういえば、目に見える変化もある。デイケアでの授業の中だけでも、香りがもたらす様々な変化を私はすでに目の当たりにしていた。
「せんせー!」「待ってたよー!」と車椅子から落ちそうになりながら全身で私を迎えてくれる方、満面の笑みで手を振ってくれる方々、

精油をつけたムエットを手渡すと、「いいにおい」と嬉しそうにする方、

香りを嗅いだムエットを大事そうにずっと握りしめ、何度も鼻に近づける方、

「周りがうるさくて聞こえないよ〜」と遠くから授業に集中しようと一生懸命な方、

ぽんぽんと私をたたき「耳元で話して」と熱心な方、

丁寧に作り上げたクラフトを「娘にあげるんだ」とはにかむ方、

お孫さんにと毎回2つ作られる方、
毎回必ず参加してくださるので顔馴染みになった方、開催日がデイケアを利用する曜日と合えば参加してくださる方、少し緊張した面持ちの初参加の方…。

アロマセラピーに触れれば、心に、身体に何かしらの変化が起こっている。

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施設に着いて異なる顔ぶれを見る度、今日はどんな面白い時間にしようかな、どうやったら喜んでもらえるかな、と反応を見ながら、応用を交えて授業をします。認知症の話、美容の話、健康の話、クイズやマッサージ。難しすぎず、でも飽きないように。
そんな中、私が特に大事にしているのは、1人ひとりの主体性。ひとりでなんでもできる方、ほとんどのことに手助けが必要になる方、施設には様々な利用者の方がいらっしゃいます。

自分なりに考え、手を動かすことに意味があると思うので、少し難しそうな作業でも、時間がかかっても、「やりたい」と言うのを、手が出てくるのを待ちます。精製水を入れるのも、シールを貼るのも、お持ち帰りのバッグに入れるのも、出来ることはご自身でするのを尊重します。
そう、目に見えないところでもアロマ(=精油に含まれる芳香分子)はちゃんと働いているのです。

嗅覚と手作業で、脳を身体を、Wで刺激!「届け、芳香分子!」



手ごね石けんで使用した精油:ラベンダー・スーパー、レモングラス、オレンジスイート、ホーウッド

化粧水で使用した精油:ゼラニウム、ローズマリー・シネオール、アルベンシスミント、ホーウッド、ラベンダー・スーパー