【連載コラム “隣にアロマ” があるといいワケ】
アロマテラピーは植物の力を借りて、体を「自然な」状態に戻すこと。
残念なことに、現代は「自然のリズム」からかけ離れた生活をしている人が増えています。また、一見快適な生活が季節感を失わせ、体の抵抗力を弱めてしまっていることも。不調の原因はリズムの乱れであることも多いのです。アロマテラピーは、植物の香り成分を利用して心と体を癒し、健やかさや美しさに役立てようとする自然療法のひとつです。基本的に、植物の花や葉、果実などから抽出した精油(エッセンシャル・オイル)を使う場合をアロマテラピーといいますが、花の香りをかいだり、ハーブティーを飲んだりすることも、アロマテラピーといえるでしょう。実際に、木々の清々しい香りを吸い込んでリフレッシュしたり、レモンの香りをかいで爽やかな気分になった経験があるのではないでしょうか。それは香りのもつパワーが、心に働きかけたからなのです。
植物の香り成分には、ストレスを解消して心身をリラックスさせたり、体の自己治癒力を高める作用があります。このような働きを活用して、心と体の両面にアプローチしながら、心身の不調を改善し、全体のバランスを整えていくのが、アロマテラピーなのです。
Tonalini代表を救ってくれた
宮川明子さん著『心と体をケアするアロマテラピー』より引用